心療内科 池見酉次郎

日本の心身医学のパイオニア、池見先生の名著です。この本を読んで心療内科を志した人も大勢いることでしょう。そういう私も高校生の時、この本に出会い衝撃を受けました。ただ、その衝撃は「先をこされた!」という、とんでもない傲慢なものでしたが・・。でもこの本を読んで九州大学心療内科に行こうと決心したわけです。心の力が如何に身体に影響するか、この時代の実験などが紹介されています。この時代は、まだ人体の心身相関はブラックボックスであり、現象からロマンチックな解釈ができる時代でした。今は科学的測定が進歩して、かつては想像もつかなかった領域まで科学的に測定・描出できるようになりました。それゆれ、ロマンチックな解釈の入る余地はなくなってしまい、心身の現象も無味乾燥なものになってしまいます。進歩というものは良い面と味気ない面がありますね。心身医学の黎明期に、それに携わった人々が如何にロマンチックな情熱をもっていたかを知るにはよい本です。
心療内科

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